平成23年1月4日から、株式会社日本商品清算機構(JCCH)によりSPAN証拠金制度が導入される事に伴い、証拠金計算、不足額の計算など、証拠金制度の変更点をお知らせさせていただきます。
SPAN証拠金では、建玉ごとに証拠金を計算するのではなく、ポートフォリオ(建玉状況)全体から生じるリスクに応じて証拠金が計算されるので、建玉の状況によっては売りと買い等のリスク相殺が可能となります。また、取引に必要な証拠金額は、SPANにより計算された証拠金額以上の額で取引業者ごとに決定されます。
当社では、必要証拠金額を計算する際の建玉数量について、銘柄ごとに売り買いの建玉数の多い方を計算対象とする、マックス(MAX)方式をもとにしたMAX証拠金制度とさせていただきます。


※PSR=SPANにおける単一の商品を片建で保有する際に必要となる1枚当りの証拠金額、JCCHより決定、配信されます。
A商品、売30枚、買50枚、PSR=10万円、B商品、売40枚、買20枚、PSR=8万円の場合
この場合、A商品は売建玉に対して買建玉の枚数の方が多いため買数量を計算、B商品では売り数量の方が多いため売数量を計算対象とし、PSRにそれぞれの建玉数を乗じます。
A商品に係る計算:10万円×50枚=500万円
B商品に係る計算:8万円×40枚=320万円
証拠金所要額(A商品+B商品):500万円+320万円=820万円
上記のように、商品毎に算出された額を合算した額が全体としての委託者証拠金となります。
※当社の場合、新規建玉の証拠金は事前預託となります。
SPAN証拠金制度では、預り証拠金に値洗い・帳尻・仮手数料を加減したものが受入証拠金の総額となります。当社のMAX証拠金制度においては、受入証拠金の総額を算出するうえで、値洗損金は減算しますが、値洗益金は加算いたしません。また、仮手数料は減算いたしません。
(手数料は決済時に徴収いたします。また、値洗益金を出金や建玉に使うことはできません。)
「受入証拠金の総額」が「委託者証拠金」を下回る場合、不足(総額の不足)となり、その差額が請求額となります。

委託者証拠金と預り証拠金が同額の状態で取引をされた場合、値洗損が発生すると、不足請求が発生する事になりますので、ご注意ください。
「預り現金額」が「帳尻損」と「値洗損」の合計額を下回る場合、不足(現金の不足)となり、その差額が請求額となります。
